背中が丸くなっている人の多くは、何とかしようと頑張っている人が多いです。家族から指摘され、友人にも心配され、自分でもわかっているけど、すぐに前にかがんでしまう。
頑張りたいけど、つい悪い姿勢に戻ってしまう。その原因は頑張り方が間違えているからです。以下に姿勢を作るためのよい頑張りと悪い頑張りを書きます。
よい頑張り
その姿勢を長く続けていてもしんどくない姿勢がよい姿勢です。しんどくない姿勢は無理に筋力で体を支えません。骨で体を支えます。疲れないので長く姿勢を続けることができます。
- 頭は肩の前上にのせる
- 座るときは坐骨で座る
- 踵と母指球に体重が乗るバランスを適正にするように骨盤の傾斜を整える
上記の姿勢を保つように頑張ると、しんどくない姿勢が長続きします。
悪い頑張り
肩が前に出ているから胸を張る、背中が丸いから背中を伸ばす、膝が曲がっているから膝をピンと伸ばす、このような悪い姿勢として指摘されやすいところですね。
わかりやすいところで変化させようとすると、多くの場合無理がかかり、しんどい姿勢になってしまいます。
根本的に姿勢をかえないと意味がありません。悪い頑張りがもたらす結果はゼロです。よい頑張りをできるように心がけてください。
よい頑張りはむずかしいので、獲得には専門家の視点が必要です
ただ、骨盤の傾きのコントロールや頭を肩の上に置くような動きができないほどまわりの筋肉が硬くなってしまっている人が多いのが問題です。
よい頑張りができなくて、悪い頑張りばかりしてしまう原因の多くは筋肉が硬くて関節を動かすことができないからです。
当院では、ストレッチでは伸ばしきれない硬さを、筋膜リリース、関節可動域訓練、ストレッチの合わせ技で改善します。
自分では改善できないものはいくら頑張っても改善できません。是非専門家にご相談ください。