ED504-隠れ家的整体院

姿勢づくりは将来への投資

外くるぶしの筋肉、長腓骨筋を鍛えて、歩き方を変える、健康を守る

歩くときには、無数の筋肉が協力して動きを支えています。中でも、長腓骨筋(ちょうひこつきん)は足のアーチを支える重要な役割を担っています。このブログでは、長腓骨筋のアーチ保持機能の重要性と、日々の運動や歩行においてこの筋肉を意識することの大切さをお伝えします。

長腓骨筋とは?

まずは、長腓骨筋がどんな筋肉で、どんな働きをしているのかを簡単にご紹介しましょう。

長腓骨筋は足首の外側(外くるぶし)から足の裏を通って、足のアーチを形成する筋肉の一つです。足の裏から眺めると、足底の内側から始まるこの筋肉は、力を入れると足の裏を横方向に締め上げるように足のアーチを持ち上げて、強固な足を作ります。

なんといっても、足を横方向に締めることで歩行時の安定感を高める役割を果たしています。また、この長腓骨筋が上手く使えない人は、内くるぶしの筋肉とのバランスが悪くなって、つま先が出来なくなります。

なぜ長腓骨筋は重要なのか?

足のアーチを支える大きな筋肉は外くるぶしを通る腓骨筋群と内くるぶしを通る後脛骨筋(こうけいこつきん)があります。

長腓骨筋は後脛骨筋と強調しながら、内側と外側から足のアーチをしっかりと保つことで、衝撃の吸収や分散を助けます。これにより、膝や腰への負担を軽減し、長時間の歩行や運動を支える基盤となります。

しかし、捻挫などの怪我や不適切な運動習慣により、この筋肉がうまく機能しなくなると、内くるぶし側と外くるぶし側の筋肉のバランスが悪化します。

その結果、足のアーチが低下し、足首や膝、腰への負担が増加します。

実体験から学ぶ長腓骨筋の大切さ

ある方の体験談を通して、長腓骨筋の重要性を見てみましょう。この方は50歳を過ぎ、体重も増え、昔のようには走れなくなっていました。特に右足首の古傷により、足の使い方に違和感があったそうです。

しかし、長腓骨筋を意識することでアーチを固めるのが上手になりました。

それに伴って、徐々に足や足首の動きが改善し、歩き方にも変化が現れ始めました。この経験から、長腓骨筋が運動時のバランスや健康維持にどれほど貢献するかがわかります。

日常生活での長腓骨筋へのアプローチ

長腓骨筋を意識したトレーニングやストレッチは、日常生活においても大いに役立ちます。例えば、坂道を歩く際に足のアーチを意識する、または階段を上るときに足首をしっかりと使うなど、小さなことから始めてみましょう。

長いけれども細い筋肉で、あまり意識をされることが無い部位です。運動方向も言葉に直すとややこしいので書きませんが、長腓骨筋を強化する専門のエクササイズもあります。ご興味のある方は一度私にご相談ください

まとめ

長腓骨筋は、私たちの歩行や健康を支える縁の下の力持ちの存在です。足や腰の不調に悩まれている方で、捻挫ぐせがある方は長腓骨筋の機能が低下しているかもしれません。

日々の生活の中でこの筋肉を意識することは、健康な体を維持するためにとても重要です。足のアーチを守り、快適な歩行を目指すために、気になる方は是非ご相談ください。

自分の体としっかり向き合い、健康でバランスの取れた生活を送ることが、私たちにとって最も大切なことなのです。