ED504-隠れ家的整体院

姿勢づくりは将来への投資

正しいレッグプレスを理解しよう

筋トレは正しい方法でやるべきなのですが、体の使い方は人ぞれぞれなので、同じ言葉で運動を解説しても筋肉の使い方に癖が生じます。

ジムでトレーニングしているときに、レッグプレスを行っている際のチェックポイントを3点思い付きましたので、書き残したいと思います。


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レッグプレスは、マシンで行うトレーニングです。椅子に座った状態からプレートに足を置いて踏み込みます。

鍛える部分は脚全体ですが、意識してほしいのは膝よりも股関節やお尻です。

もも裏を鍛えるぐらいでちょうどいい

意識せずにトレーニングを行うと、自分の使いやすいところばかりを使ってしまいます

年齢を重ねていくと、体の後ろ側の筋肉が衰えやすいです。レッグプレスは膝のトレーニングでもありますが、使いやすい大腿四頭筋ばかりを鍛えてしまって、衰えた後ろ側を使わなくなります。

膝を動かす大腿四頭筋は、トレーニング中もすぐ目の前にある筋肉ですので意識しやすいです。太ももの裏(大内転筋)やお尻の筋肉(殿筋群)は、見えないのでより意識することで鍛えられます。

そけい部の力を抜く

そけい部とは脚の付け根の部分のことで、レッグプレスのスタートポジションで折れ曲がっているところです。この部分に力の入っている方を何人か見たことがあります。

このような方の傾向は、膝が内に入りやすいことです。

椅子から立ち上がるときやスクワットでも、前側の内ももに力が入りすぎて膝が内に入っています。

裏ももには力を入れてほしいのですが、前の内ももに力が入りすぎると太ももの骨が内にねじられて、殿筋に力が入らなくなります。

このような場合、殿筋を意識して「膝を内に入れない」ことは悪影響で、股関節が必要以上に力が入ってしまいます。

逆に、内ももをリラックスさせると、自然に「膝が内に入らなくなる」ので是非試してください。

まずは、内ももが力みすぎていないかどうか、自分の筋肉と会話しながらトレーニングをやってみましょう。

基本と応用を使い分ける

10回以下しか上げることの出来ない、重い重量の場合は別ですが、私が推奨する筋肉をほぐすように30回程度持ち上げられる重量で筋トレをする場合は、足の位置を変えるとよいです。

足の幅は腰幅にプレートに置くのが基本ですが、日常生活はその位置だけで行うわけではありません。

慣れてくれば、少し広げたり、狭めたり、上下に位置を変えるなど、バリエーションをつけることで筋肉の柔軟性が生まれます。

ただ、重い重量の場合は足の位置を極端に変えると、膝が捻れて痛める危険性もありますので、注意してください。

まとめ

年齢とともに筋肉は硬くなります。意識の届かない筋肉は弱くなります。

上の3つのポイントは、患者さんに多いトレーニングの間違いついてまとめてみたものです。

せっかくのトレーニングです。ご自分の筋肉の感覚を意識して行いましょう。