ギックリ腰は辛いものです。何の予兆もなく突然訪れます。痛い時こそ落ち着いて対処しましょう。
ギックリ腰になったら、これを思い出して
強い痛みの場合は♯7119に電話
専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口です。救急安心センター事業の電話番号です。
救急安心センター事業(#7119)ってナニ? | 救急車の適時・適切な利用(適正利用) | 総務省消防庁
激痛があったり脂汗がでたり、普通ではない場合は相談してみましょう。
一般的な対応
- なるべく痛くない姿勢をとる
- 予防的に痛み止めを飲む(お医者さんや薬剤師さんに相談してね)
- なんとかしたい気持ちは分かります!しかし痛みの種類によって対応が変わります。詳しくはお問い合わせください
- 2〜3日で痛みが軽減し、1週間も経てば痛みが取れることが大半です。
- 2割ほどの方は重症化します。もともと重症だったり、こじらせると重症化しますので、2〜3日の経過を見て受診するかどうかを決めるも、一つの考えです。
よくあるギックリ腰を分けて考える
強い痛みを伴う腰痛の原因は様々です。それぞれ重症度が異なります。
- 筋肉の肉離れ(筋挫傷)
- 肋間神経痛的な痛み(背部痛もある場合)
- 背骨の捻挫(椎間関節症、椎間板症)
- 椎間板ヘルニア
- 背骨の骨折(圧迫骨折)
初めて腰痛になった人ほど強い痛みを感じやすいです。
多くの場合は安静にしていたら改善しますが、重症の可能性も否定できないので、経過を観察することが大事です。必要なら受診しましょう。
腹痛や腰痛が大動脈解離の前兆のケースもあります。 https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/aortic-aneurysm_dissection/
施術は必要?自宅でのケアと病院の役割
「ギックリ背中」のような急性腰痛の場合、痛みが『かなりつらい』と感じる時は、最初の2〜3日間は極力安静にして様子を見ることが推奨されます。なぜなら、痛みが強い時に無理をして施術を受けると、炎症がさらに刺激されてしまい、症状が悪化することがあるからです。施術によって一時的に痛みが和らぐこともありますが、炎症が強い状態では、その後の動きで再び痛みが強くなり、結果的には改善に至らないことも少なくありません。
痛みが強いときの過ごし方:何日間様子を見るべき?
痛みが出始めてから2〜3日は、できるだけ腰に負担をかけないように過ごしましょう。寝返りや起き上がりがつらい場合は、無理をせず、動ける範囲でゆっくりと体を動かすことが大切です。この期間、痛みが徐々に和らいでくれば、徐々に日常の活動に戻していきましょう。しかし、痛みが改善せず、日常生活に大きな支障をきたす場合は、医療機関を受診することをお勧めします。専門の医師による診断と治療が必要になることもありますので、無理をせずに適切な対応をとることが重要です。
お問合せ時に教えて欲しいこと
当院にお問い合わせの場合は、下記の項目をお知らせいただくとスムーズです。
- 痛みのない姿勢があるか
- 前屈姿勢、後屈姿勢のどちらが痛いか
- 体を捻る時、左右のどちらか辛いか
- 体を横に倒すときに、左右のどちらがよく倒れるか、痛みはどこに出るか
- しびれはあるか
遠慮無くお問い合わせください。比較対照する経験が少ないわけなので、患者さんが正確な判断を最初から行うのは難しいですことです。
ただ事ではない場合は、119番、または7119番に電話しましょう。