ゆっくり座って帰りたいとき、電車ならグリーン車があります。飛行機ならファーストクラスやビジネスクラスがあります。自費診療は施術のグリーン車だと、常々考えています。
院長は整体院で整体を行っている理学療法士ですが、病院で行う自費リハビリも担当しています。病院の20分のリハビリの限界を感じて自費の治療に進みました。
以下に、自費と保険の違いを電車のグリーン車に例えながら、自費のメリットについてお話ししていきます。
腰痛や膝痛などの保険診療の限界
病院で保険診療を行うといろいろな制約があります。最長5ヶ月以内の制限があり、基本的には20分の施術時間しかありません。空きがあれば週に2回観ルことも出来ますが、多くの場合は週に1回の施術になります。
保険診療は素晴らしい制度です。ただ最長5ヶ月期間の設定があることや、患者さんの総滞在時間が20分(カルテ記載時間を含む)で施術を回す必要があります。
20分では、姿勢の改善などじっくりと施術する必要がある場合は、ある程度までしか改善できない時間設定です。
皆さんの助け合いで成り立つ健康保険です。利用する皆さんに平等に医療を届けるたために、広く浅い内容の施術しかできない設計になるのは仕方ありません。
リハビリのグリーン車
そこで登場するのがリハビリのグリーン車、すなわち自費診療です。患者さんからの多くの要望に応え、2年前から病院内で自費のリハビリを始めました。通常20分の施術時間が限界である保険診療に対して、40分という2倍の時間をご用意しています。この余裕ある時間枠内で、患者さん一人ひとりの症状や要望にしっかりと対応できるのが自費診療の魅力です。
(病院の自費診療は40分です。事務所や訪問の場合、さらに長くなりデフォルトの施術時間は60分です)
例えば、姿勢の改善や深層筋へのアプローチ、さらにはリラクゼーションに至るまで、一通りの治療を行うことができます。さらに、自費診療では保険診療では取り扱えない最新の治療器具や施術手法も導入しています。このように、自費診療は「ちょっといい旅」をするような感覚で、患者さん自身の健康により手厚く、より集中的に投資する方法と言えるでしょう。
まとめ
自費診療は、保険診療が提供できない多くのメリットを持っています。時間に余裕があり、個々の患者さんに合わせた施術が可能です。制約が少ないため、手間と時間のかかる治療法も取り入れられ、より高い目標を目指すリハビリが実現できます。
グリーン車やビジネスクラスが一般車両やエコノミークラスよりも品質が高いのと同じように、自費診療もその質と手厚いケアで差をつけています。一度体験してみれば、その価値を実感できることでしょう。
注意点
状態がかなり悪化している場合は、手術の可能性が出てきます。その際は、病院への通院と当方での施術の両輪で考えていただきます。