ED504-隠れ家的整体院

姿勢づくりは将来への投資

姿勢の見方:初歩編「右肩が下がってますよ」

いつもご利用ありがとうございます。院長です。

本日の内容はこちらです。

「右肩が下がってますよ」「右腰が上がってますよ」と、私から言われた人も多いのではないでしょうか。

ご自分の姿勢の見方をご説明します。

私にとっては当たり前の言葉ですが、初めて言われた方は、「何のこと??」と思った方も多いかもしれませんね。片方の肩が下がっているのは、首や肩のこりの原因ではなく、腰や膝の痛みにも影響するやばい状態なのです。

そのやばい状態を皆様にも共有していただきたく思いまし、キーボードをたたいています。ここでは姿勢の見方の一例をご説明します。複雑なものをひもといてわかりやすい解説心がけます。

お時間のあるときに目を通していただけましたらありがたいです。

登場人物

下記の著作権フリーサイトの笑顔の素敵な女性モデルさんに登場いただき、姿勢の見方をお伝えしたいと思います。
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左がタータンさん、右をショートさんと名付けました

ここでは、左のチェックのエプロンを着た女性をタータンさん、右のショートカットの女性をショートさんと呼ぶことにします。

彼女たちの姿勢を分析していきましょう。

姿勢の見方:肩の高さを見る

合理的な姿勢とは左右対称でねじれがない姿勢のことを言います。左右対称はいろんなところで確認しますが、ここでは一番わかりやすい両肩の高さの見方を解説します。

さて、向かって左のタータンさんと右のショートさんの写真に青い線を引いてみました。これは左右の肩の高さを結んだ線になります。

両肩を結んだ線を引き、水平かどうかを見る

それぞれの線の傾きを見比べてください

  • タータンさん(左):大体まっすぐだが、やや右肩が下がっている?
  • ショートさん(右):確実に右肩が下がっている

角度計で測ると、タータンさん(左)は1度ぐらい、ショートさん(右)は7度ぐらい右肩が下がっていました。

笑顔の素敵なショートさんですが、実は肩こりで悩まれているかもしれませんね。

線はどことどこを結ぶのか

曲線と直線の交わるところ下の写真では青い矢印のところがおおよそ肩峰(けんぽう)という骨の出っ張ったところですので、ここを肩のランドマークにしています。

腕から肩に向かう曲線、首から肩向かう直線の交わったところ

解剖アプリでみるとこんな感じです。腕から上がってくる曲線と、首下から腕に向かう直線の下にある肩峰(緑の丸部分)を肩の位置とします。細かく言えばずれていますが、服も着ている状態でのおおよその見方です。

正確に見るときは、実際に肩峰の位置を触らせていただいて、確認します。

まとめ

ここでは前から見た上半身の体の見方を解説しました。両肩の肩峰(けんぽう)を探して結んでみると、肩の傾きがわかります。

施術では、両肩を結んだラインを水平に戻すことは、骨盤のねじれを戻すことと同様に重要視しています。

なるべくなら、両肩ラインの傾きがなく地面と平行な状態をキープしたいですね。それによって肩こりや腰痛に悩むことも減ります。

肩下がりの対策は専門家にお任せください

姿勢の見方は一つ一つは簡単なものが多いです。ただ気をつけていただきたいのは、「肩が下がっているなら、上げてやろうじゃないか」という短絡的な解決方法では直らないことです。これは余計に肩がこってしまうパターンです。

なぜなら、両肩のラインが水平ではない原因が、背中のゆがみ、股関節のゆがみからきている人がおられるからです。

両肩のラインが水平ではないのは、あくまでも結果です。なぜ両肩のラインが水平ではないのかという原因を直す必要があります。

施術の際もお伝えしている日頃のポイントを思い出していただき、元気な体を作っていきましょう。

施術の目的を共有していただけたら、施術効果がさらに長持ちします。疑問点があればいつでもご質問ください。

次の記事

今回と同じ写真を使って背骨全体のゆがみを見る方法を解説しました。ぜひご覧ください。

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