治る(なおる)と治る(おさまる)。漢字で書くと見分けがつきませんから、ややこしいですが、まったく意味のちがう言葉になんです。
痛みがなくなるのが「おさまる」事ですが、痛みが出てきた根本的な原因が解決していないと、再び痛みだします。
対して「なおる」とは、痛みが出てきた原因が解決されていて、再発の可能性が少なくなった状態です。
肩がこりやすい人や、腰の痛みが慢性化している人がよくおっしゃるのは、昔はすぐに「なおって」いたという昔話。
それは「なおって」いたのではなく、原因が残っているけど「おさまって」いた状態なのですよ。
痛みが出たとき、靭帯がゆるんだり、関節がすり減ったりと、体は少しづつむしばまれていきます。痛みが再発すればするほど、どんどん「おさまり」にくくなります。
なるべく早く、根本原因を取り除く施術を行いましょう。
田中でした。